シンギングボウルは、金属製のボウルを振動させて発音する伝統的な楽器であり、近年では「サウンドセラピー(音響療法)」としても注目されています。
シンギングボウルの最大の特徴は「倍音」と呼ばれる2つの音を同時に発することです。
倍音は、音に奥行きを出し、深い安らぎを与え、心と体を整える力があるとされています。
脳波や自律神経の変化が研究で報告されており、心身の健康をサポートする手法として、欧米の医療・心理分野でも取り入れられています。

シンギングボウルとは

シンギングボウルの歴史
シンギングボウルは約2,500年以上前、チベットやネパール周辺のヒマラヤ地域で誕生し、当初は純粋な音楽楽器ではなく、シャーマンが宗教儀式用の器として使っていたと考えられています。
その後、チベット密教の僧侶たちが、「音によって心を鎮め、悟りに至る補助具」として瞑想や儀式で用いるようになり、数千年にわたり受け継がれます。
1960年代後半になるとチベット亡命僧やヒッピー文化の広がりとともに、西洋へ上陸。
1980〜90年代になると、音響療法の一環として臨床・研究対象になりました。
21世紀の今では、その音の力が科学的にも研究され、リラクゼーションやメンタルヘルスの分野で注目を集めています。
期待できる効果
研究や論文によると、シンギングボウルには以下の効果が期待できると記載されています。
■ストレスホルモンの低下
音響刺激により、副交感神経が優位になり、心拍数や血圧が安定するとされています。
■睡眠の質向上
脳波がアルファ波・シータ波にシフトすることで、深いリラクゼーション状態が促され、入眠しやすくなります。
■集中力と認知機能の改善
音響療法のセッション後に「集中力が高まった」「思考がクリアになった」との報告があります。
■心身のバランス調整
音の振動が体全体に共鳴し、筋肉の緊張をゆるめる効果も期待されています。
科学的に報告されている効果例
近年の研究では、シンギングボウルの音がリラクゼーションやストレス軽減に繋がる可能性が報告されています。代表的な研究を紹介します。
■リラクゼーション反応・不安軽減
Rio-Alamos et al. (2023)
不安傾向の高い50名を対象にしたランダム化比較試験。
→ シンギングボウル群は 心拍変動が改善し、不安が有意に低下。
■気分・ストレスの改善
Goldsby et al. (2016)
62名を対象にシンギングボウル瞑想を実施。
→ 緊張・怒り・疲労・抑うつが低下、ウェルビーイングが向上。
■脳波の変化と瞑想状態
MDPI (2023)
脳波計測(EEG)で検証。
→ シンギングボウル音により アルファ波・シータ波が増加し、瞑想状態が強化。
■不安の軽減(準実験研究)
Journal of PeriAnesthesia Nursing (2024)
シンギングボウルセッション後、状態不安が低下、心拍・血圧が安定傾向。
※上記は研究報告に基づく情報です。効果には個人差があり、医学的治療を目的とするものではありません。
シンギングボウルへのこだわり

当サロンのシンギングボウルは市販の量産品とは異なり、音の透明感と響きの深さに徹底的にこだわり、厳選したボウルのみを使用しています。
シンギングボウルには大きく分けて2種類あります。
-
鋳造(ちゅうぞう)製:溶かした金属を型に流し込んで成形する方法。量産が可能ですが、音の深みは限定的です。
-
鍛造(たんぞう)製:職人が一打一打、金属を叩き伸ばして成形する方法。手間と時間がかかりますが、音質が格段に異なります。
当サロンが採用しているのは、この鍛造製シンギングボウルです。
鍛造製のボウルは、叩く過程で金属密度が高まり、音の伸びがよく、複雑な倍音を奏でます。
表面に自然に生まれる凸凹が、川のせせらぎや木の葉の揺れのように規則性のない自然音に近い響きを生み出すのです。
さらに、一般的な安価なボウルが真鍮(銅+亜鉛)製であるのに対し、当サロンのシンギングボウルは青銅(銅+錫)製を基本としています。青銅は古代から神聖な金属として祭器や武器に用いられ、硬さとしなやかさの両方を兼ね備えた素材です。
特に錫(すず)は金・銀に次ぐ希少な金属で、古くから高い浄化力を持つとされてきました。更に錫の含有量が多いほど音の伸びが良くなるため、当サロンのシンギングボウルは、他では味わえない豊かで立体的な音色を実現しています。



.jpg)
_edited.jpg)







